いずれの勝利も1番人気の馬ではなかった点は高く評価できるでしょう。

G1タイトル

北村宏司騎手が手に入れたG1タイトルは以下の3つです。

 

  • 2006年ヴィクトリアマイル(ダンスインザムード)
  • 2014年天皇賞・秋(スピルバーグ)
  • 2015年菊花賞(キタサンブラック)

 

デビュー20年目で、トップリーディングの上位常連ということを考えれば3勝しかしていないのは少ない数字です。
しかし、いずれの勝利も1番人気の馬ではなかった点は高く評価できます。

 

 

G1勝利の詳細

 

2006年ヴィクトリアマイル

18頭立て1枠1番 ダンスインザムード(2番人気)に騎乗

 

元々は武豊騎手が主戦騎手で牝馬クラシックでは全てで1番人気の推された世代最強牝馬です。(勝ったのは桜花賞のみ)
前年の府中牝馬Sから北村騎手に乗り替わりがあり、安定した成績を残していました。
ヴィクトリアマイル前哨戦の読売マイラーズCでは久しぶりに武豊騎手が騎乗して2着に入りましたが、ヴィクトリアマイルでは3番人気で2着に入ったエアメサイアに武豊騎手が騎乗したことでチャンスが回ってきました。
G1級のビッグレースで人気上位馬に乗れるのは数少ないチャンスで、中盤は5番手~6番手の好位に付く横綱競馬で見事G1初勝利を挙げます。北村騎手の騎乗スタイルは馬に無理をさせず、差しを得意にすることで有名ですが、ここぞという勝負所では先行で積極的なレースをできることも証明しました。

 

 

2014年天皇賞・秋

18頭立て2枠4番 スピルバーグ(5番人気)に騎乗

 

重賞未勝利だったスピルバーグに騎乗して、上がり3F最速タイムによって好位から直線で競り合いをしていたジェンティルドンナとイスラボニータを一気に差し切り勝利をします。通過順位は12~14番手で北村騎手らしい騎乗ということと、有力馬が早い段階から競り合いをしたペースが早くなったため、展開の向いたレースでもありました。
2006年に初開催されたヴィクトリアマイルとは違い、G1の中でも優勝賞金1億円を大きく超えるビッグタイトルを初めて手にしたレースでした。

 

 

2015年菊花賞

18頭立て2枠4番 キタサンブラック(5番人気)に騎乗

 

春のクラシックでは、皐月賞3着、ダービー14着になり血統的にも3,000mは無理と言われていた馬です。
前哨戦のセントライト記念を6番手から快勝して注目度を高めていました。
レースでは混戦の中で最内を通って抜け出して上がり3F最速タイムを出す好位差しによる勝利です。

タイトル獲得イメージ

長い直線を中団でストレスのない折り合いをつけ、最終コーナーで果敢に攻めたことが結果に繋がった騎手の腕を褒めるべくレースです。
北村騎手としても17年目にして初のクラシック勝利でした。
馬主の北島三郎氏も同様に初のG1勝利となって大きなニュースになりました。
しかし、その後に北村騎手の発言が問題になって、以降は北村騎手はキタサンブラックに乗ることはなくなってしまいます。