データ分析の得意なプロは騎手ごとのデータを細分化して、期待できる情報を抽出しています。

回収率データ

 

北村宏司騎手の2018年リーディングランキングは18位単勝回収率64%、複勝回収率74%という結果でした。
直近の数字は全体平均を下回り、回収率のデータも悪くなっています。
年間117勝を挙げてリーディング5位に入った2014年は単勝回収率86%、複勝回収率87%でした。

 

 

騎手別の回収率データは信頼できる

回収率のイメージ

2018年に目立った数字を残したのは丸山元気騎手の単勝回収率142%です。
毎年一定の割合で単勝回収率120%を大きく超える騎手が複数います。
120%超えになると、トップジョッキーではなく人気薄の馬に乗ることが多い2流、3流のジョッキーになります。

 

高額配当になる勝利を出した時に平均を大きく押し上げるので、毎年回収率の高い騎手はいません。
それでもトップジョッキーは1番人気でなくても高い勝率を誇っているので、単勝回収率で80~100%前後の高い水準で安定しています。

 

2018年リーディングジョッキーだったCルメール騎手の単勝回収率は82%でした。
リーディング上位の常連で騎乗回数が多い戸崎圭太騎手は単勝回収率62%で、分母が大きくなるほど100%超えは難しくなっています。
ちなみにJRAの単勝・複勝の還元率は80%なので、騎手別の回収率も80%がひとつのボーダーラインとして捉えることができます。

 

最近では「外人騎手だけ買っておけば儲かる」といった格言があり、勝率や3着内率は安定して高い水準を確保しているものの、単勝回収率、複勝回収率でみると100%に届いていないのが現状です。

 

 

データ分析を進めると傾向が見えてくる

データ分析のイメージ

2010-2017年の8年のデータを見ると北村宏司騎手は3番人気以内に騎乗すると単勝回収率74%、4~8番人気になると92%になるデータが出ています。
根拠のない分析結果ですが4番人気以降で騎乗した方が、回収率は高くなる傾向があります。
好位差しを好む特性から、ライバルのマークがきつくなると苦戦する傾向が表れているのかもしれません。

 

データ分析を得意にしているプロは、騎手ごとに細かいデータを取って、期待できる情報を抽出しています。
競馬新聞やネットで掲載される主要なレースデータさえ見れば十分だと思っている人もいますが、データ分析によるシステム予想は奥が深く、騎手の信頼性を含めて数えきれないほどのファクタやデータが存在しています。

 

他にも、関東で活躍する北村騎手の場合、コースが広くて後ろからの競馬でも不利を受けにくい東京競馬場の方が中山競馬場よりも回収率が高く、人気薄でも上位に入ることの多いデータが出ています。
騎手の回収率データも一部で根拠を伴うケースもあり、年度別成績だけではなく細かいデータに細分化して、理由を伴うデータをピックアップしていくことが大切です。
北村宏司騎手が騎乗する馬にこだわる場合は個人でも突き詰めた分析をできますが、全騎手のデータ分析をしようとすると個人には限界があり、組織で分析をしているプロ集団のような精度を出すのは困難になります。